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野口整体の智恵はとてつもない情報量と難しい技術がいっぱい詰まっているように感じます。

普通に教育を受けた人は、今まで教えられたものとまるで違うし、また一から沢山勉強しなければいけないと思うでしょう。

そして、野口晴哉という人は、とてつもなく頭のいい人のように感じます。
知識に知識を積み重ねて、練って練って作り上げたものだというように初めは感じます。

でも本当は違うと思います。

野口晴哉先生はとても単純な人だったのだと思われます。

単純だからこそあれだけの事が分かり、勘で生命とはなにか、ということを掴まれたのだと思います。

野口先生は「無心ということが一番強い」とおっしゃっていたようです。

初めはよく分からなかったのですが、最近わかってきました。
要は、単純であるということです。
知識など、心を曇らすものが何もないから勘で一瞬にして分かるのだと思われます。

さて、そういう無心の状態に至るのに良い方法が、「集中する」ということです。
集中する」とはウンウン唸って力むことではありません。
別の言い方で言えば、「夢中になる」「無我夢中」「没頭する」と同じようなことです。
そのためには、なにが必要か。
好きなことをすることです。

人は、好きなことをしている時は、集中しています。
そして、腰が入っています。
腰が入ると、身体は一つにまとまります。
まさに「没頭する」という姿勢です。

実は、これが最上の健康法だと思われます。

そこで問題は、「自分は何が好きか?」という事です。
私は、「これが好きだ」、と言っているものは、実は本当に好きではないのかも知れないと思います。
集中して」、「無我夢中になって」、「没頭できるもの」、というのは、やっていると「心地良い」「呼吸が楽にできる」「なんだか楽しい」ものです。

「これを知る者はこれを好む者に如かず、
  これを好む者は、これを楽しむ者に如かず」

という言葉があります。

集中して、夢中になれるのは、「単純」だからこそできることです。
余分な感情、人の目を気にする、勝ち負けなどの入る隙間がありません。
まさに一つにまとまっています。

ということで、私の今の目標は、単純になることです。
いつでも単純でいられたらと思っています。
そうすると心が開かれるような気がします。

少し中途半端ですが今回はこれで。
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野口晴哉先生の著書を読んでいて、「数息観」というのが書いてあったのでやってみましたが、なかなか良いものです。

ただ、座って、目を瞑って自分の呼吸を数えるというものです。
本来はインド等で行われていたもので仏教の修業でもあるようです。そこでは、色々な条件があるようです。
でも私は、ただ目を閉じて自分の呼吸をを数えるだけでいいのではないかと思います。
(野口先生もそれ以上に何も書いていません。)

野口整体の訓練にはこのように単純なものが多いです。
一番始めに習うのは合掌行気と言って、両手を合わせて、手のひらに気を集中する訓練です。
ただ、それだけの訓練です。

何故、そのような分けの分からない訓練をするのか今まで分からなかったのですが、野口先生の著作にヒントが少し書いてありました。
息を数えるという単純なことをずっと続けるのは難しい。
それを、100,150,200とだんだん増やしていけば、集中力が付くというものです。
「なるほど!」と思いました。

私が合掌行気を始めた頃は、なかなか集中できなくて頭で「う~ん」と言いながら手のひらに集中していたものです。
でもそれでは疲れてしまいます。
本当に集中していれば、疲れないものです。
やがて、手のひらでもう一つの手のひらを感じるようにして、その感覚を味わうようにすると集中が続くようになりました。

野口整体で一番大事なことは、集中するということです。
その集中力を養うための訓練だったのですね。

面白い話では、「畳の目を数える」というものもあります。
なんでそういうことをさせたのか分からなかったのですが、それも集中力を養う訓練だったのだと思います。

さて、数息観をやってみて、もう一つ面白いことに気付きました。
それは、息を数えることによって、息をするということに客観的になるということです。
「あっ、今深く呼吸した」
「なんか短いな」
「始めは間隔が短かったのに、だんだん長くなってきた。」
と客観的になるにつれて、息が深く、長くなります。
集中が増すと、自分が呼吸だけになるように感じます。その自分をどこか上から見ている感覚です。

息というのは、自分の感情などに連動して短くなったり、浅くなったりします。
その息をいったん突き放して見ることで身体の自然に沿った呼吸になるのだと思います。

私が昔、いろいろ悩むことがあって、禅の本などを読んでいた時にも、「いったん自分の心を離れなければならない」と言うようなことが書かれてありました。
自分の心が自分だと思って、その心に振り回されていたのです。

その言葉を思いだしました。

「数息観」、集中力をつけたい人はやってみると良いかも知れません。
身体はいろいろなことを教えてくれる。

何かに集中している時は、身体のことは意識しない。

調子が悪くなると、身体のあちこちがだるくなったり

痛くなったり、存在を示してくる。

心と身体は一つの物だけど、表面に現れることは表裏をなしているようだ。

今日も心と身体に一喜一憂させられる。
プロフィール

tamon

Author:tamon
整体師首藤多聞の個人ブログ。
茨木市しゅとう整体非公式ブログ
一介の整体師として思っていることをつらつらと書いています
興味のあること、
野口整体、背骨、筋肉、心と身体の関係。
人間を理解するのに、身体というアプローチの方法がある事を教えてくれた整体の考え方に感謝、感激している毎日です。

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