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人は息を吐く時に身体が緩み、息を吸う時に身体が固くなります。

これを確かめる簡単な実験方法があります。
二人一組で片方の人がもう一人の人を持ち上げます。
その時に、持ち上げられる人が息を吐きながらの時と、息を吸いながらの時の重さを比べてみ下さい。

息を吐きながらの時は、重くて持ち上げにくいはずです。
緩むと、重心が低くなって持ち上げにくくなります。
また、柔らかいので力の入れ具合が分かりにくいので持ち上げにくいです。
酔いつぶれた人を抱きかかえようとするとやたら重いのと同じです。
息を吸っている時は、固くなっているので重心が高くなり持ち上げやすいはずです。

武道でも、技を掛ける時に声を出しながら掛けるのは、声を出し息を吐く身体が緩むからです。
緩んで整った状態で技を掛けた方がより相手に対して効果があります。

人は緩むと重心が腰に落ちて身体がまとまって整います。
でも意識して緩もうとしても難しいのですが、声を出して息を吐くと割合簡単に緩みます。

息を吐くと言っても、普段呼吸を意識しないので、吐こうとして力んでしまう時もありますが、そういう時は声を出すのが有効です。

身体を緩めたい時には次の3つを試してみて下さい。
「ハアーーー」
「フウーーー」
「ホーーー」
です。

いずれも疲れた時に人は無意識にやっています。
「ハアーーー」は頭が緩みやすいです。
「フウーーー」は息を詰めている時、または腰が緩みやすいです。
「ホーーー」は背中が緩みやすです。「ほっ」でも良いです。

野口整体でも邪気吐出法と言ってミゾオチを押さえながら、身体を屈めるようにして「ハーーー」と言って息を吐きます。
また、最後に「うーむ」と言って息を下腹に落とす訓練もします。

この「うーむ」といって息を下腹に落とすのも、イメージなどを使うと難しいのですが、なにも考えずにただ「うーーーむ」と少し長く言えば勝手に息は下腹に落ち、気持ちが落ち着いて来ます。
何か気合いを入れなければならない時や、緊張して上がってしまった時などにやってみるといいでしょう。

少し脱線しました。

先に書いた「ハアーーー」「フウーーー」「ホーーー」以外にもいろいろ試してみて下さい。
ハ行は緩む音のようです。ちなみに「へーーー」は胸が緩みます。
このように音が身体のいろいろな動きに作用するのを言霊と言います。

アは上に上がる、ウは下に下がるなどがあります。
試しに「あー」と良いながらジャンプしてみて下さい、また「うー」といいながらしゃがんで下さい。やりやすいと思います。
逆の音でやってみて下さい。とても気持ち悪いと思います。
できないと言ってもいいぐらいです。

最後に、全身がほどよく緩むのは「すーーー」です。
日本語の「す」です。外国人のように口をとがらせて「す」と言っては言霊が発動しません。
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身体緩むことができると緊張することもできます。
ですが、緩むことは難しいものです。

緊張している時に、意識して緩もうとしてもなかなか緩められないのが人間です。

そういう時は身体を動かすのが良いやり方です。

よくあるものとしては、首を回すとか肩を動かすというやり方です。
漫画などで、よく肩を「コキコキ」と鳴らして緊張をほぐしている、そういうイメージです。

緊張している時、身体が固くなっている時にまず緩めたいところが、肩、首です。
首や手首、足首といった本来柔らかく動くべき所は、緊張している時にはつい固めてしまいます。

手首は特に重要で、手のひらや指に力が入っていても手首は固くなります。
手首が固くなっている時は、必ず肩にも力が入っています。

肩の力を抜くには、力の入った肩をさらに力ませて、ぎゅーっと上げて、一気に力を抜いて肩を落とすという方法がありますが、手の指、手のひら、手首をまずほぐしてからやるとより効果があります。

さて、力んでいる時は肩や手、首に力が入っていますが、実がそれが問題の種です。
身体の上部に力が入っていると、胸が縮んで呼吸が浅くなります。それに視野も狭くなります。

反対に上部の力みが抜けて、足腰が適度に充実していると、呼吸が深くなり、姿勢も良くなり視野が広がります。

身体を緩めるといっても全部の力を抜くわけではありません。
上部の力が抜けて、足腰がしっかりしている状態が理想です。
この状態を上虚下実と言います。
人間の身体は構造上、上半身の力が抜けると、骨盤内部に力が集まり、足腰がしっかりするようにできています。

人間にとって悪い力み方、能力を発揮できないような力み方とは、手や肩に力を入れることなのです。


昔の日本では、芸事や仕事をする時、また最近でも野球などでは、手で打つな、手先でやるな、腰でやりなさいと言われたものです。
これは、腰で動作をするような動き方を身に付けるとその人のもっている能力を十全に発揮できるようになるからです。

しかし、上虚下実を身に付けるのはかなり難しいです。
それは、現代では「腰で何々をやる」と言う風にあまり言われなくなっていることと、パソコンなどで、手や肩が力みやすい環境が多いからです。

それに人間は不思議なもので、意識して上虚下実を身に付けようとしても難しいのに、何かに夢中になって集中している時は、自然と上虚下実になっていたりします。嫌々作業している時ではなく、好きなことや夢中になれることをしているときです。
ですがその時は上虚下実でも、身に付いていない人は、嫌なことをしたりするとすぐに戻ってしまいます。

一つの道を究めたような人は上虚下実を身に付けています。
一度身に付けてしまうと、嫌なことをやらなければならない時や、大変なことをやる場面でも「うんっ」と腹に力を入れて受け止めることができます。
いわゆる「腹のある人」です。
この言葉も最近は聞かなくなりました。(って何歳やねん!って自分で突っ込んでしまいますが)

整体では、できるだけ上虚下実の状態を作るお手伝いをするのが目的の一つです。
そのために施術をしたり、力の抜き方などのアドバイスをしています。

力の抜き方のコツについてもいずれ書いていきたいと思います。
覚せい剤の使用で逮捕される人が増えているらしいです。
覚せい剤は使用すると、とても「ハイ」になって一週間でも寝ずに起きていられるとか。
自分がスーパーマンになったような気分にでもなるのでしょうか。
でも、身体はその反動で「ハイ」になった後は「ロー」になって何もやる気が起こらなくなるとか。
そうやって深みにはまっていくそうです。

覚せい剤で「ハイ」になる気持ち良さと、整体で求めてゆく「」の感覚はまるで逆の感覚です。

整体では、が落ち着いているときに味わえる「」の感覚をよいものとします。
が落ち着いているというのは、身体でいうと深い呼吸ができているときです。
深い呼吸ができて重が腰に落ち、肩の力が抜けてくると、頭もすっきりしてきます。
こういう姿勢ができると、自分を受け入れて、今の自分でいることが気持ち良いという感覚になります。
深い呼吸ができると、血の巡りもよくなりますし、なんだか身体が活性化してくるようで自分が生きているという実感が湧いてくるのです。

「ハイ」になっている状態というのは、身体が置き去りにされているようなものです。
簡単にいうと興奮している状態ですが、そういう時には人は浅い呼吸をしています。
「ハイ」の状態を維持しようと必死で身体が吸気を強いられているイメージです。

整体が求める「」の感覚はが満たされるような満足感があります。
「ハイ」になっているのは、満たされない自分を満たしていくような感覚、全能感とか、前へ進んでいく満足感です。

生きていくためには、どちらも必要なものでしょうが、今の社会や学校ではが満たされる整体的な「」の感覚を教えてくれません。

やはり、しっかりと休憩するからしっかりと動けるのです。
なにか暴走するように興奮して動いて、そして壊れて休むという生き方ではが疲弊するばかりです。
そして休み方を知らないために、止まることが怖くなって、他動的に「ハイ」になる薬に手を出してしまうことにもなってしまうのだと思います。

東洋では昔から深い息をすることを教えてきました。
座禅や道教などでも教えています。
そしてほとんどの健康法でも深い呼吸をすることを勧めています。

深い呼吸をするために一番必要なことは心も身体も緩むことです。
そのために整体があると言っても良いかも知れません。
緩むのは難しいからです。

実は整体で一番教えたいことは、緩むから、緊張できるということなのです。
緩んだ時の感、緊張する時の感、どちらも味わえたらその人は整体であるといえます。

快の感覚ひとつ取っても人間って奥深くて、面白いものですね。
現代は目の疲れてる人が多いです。

やはり、パソコンとテレビが原因だと思います。

整体では、目の疲れを重視します。

目が疲れると、姿勢が悪くなり、胸郭が縮みます。
また、胸郭が縮むと、腰も曲がってくるため骨盤が下がってきて疲れやすくなったり、精力減退したりします。

そして、先の「耳を塞ぐ」で書いたように、目も片方だけ疲れていることがあります。

何かやる気がでない、気分が沈む、頭が痛い、といった状態の時は目の疲れを疑ってみましょう。

目の疲れをとるには、蒸しタオル法が一番です。

小さなタオルを水で濡らして、絞り、電子レンジで温めます。
だいたい40秒ぐらいで程よくなると思います。
程よい熱さに調節して下さい。

そして、蒸しタオルを目に直接当てます。(もちろん目はつぶって下さい)
目が疲れている時にこれをやるととても気持ち良いです。
不思議なことに目の疲れが取れると共に、呼吸が深くなってきます。
目が緩むと胸郭も緩むようです。

蒸しタオルは冷えてくると取り換えます。
疲れが取れたと思うまで、何度やっても構いません。

目を温めると良いわけですが、冷めないでずっと温かいものよりは、少し暑い蒸しタオルで2,3分で冷める方が効き目があるようです。

また、慣れてくると、蒸しタオルを当てる位置を工夫してみましょう。

片方の目だけに当てる、髪の生え際の所に当てる、頭頂部辺りに当てる、首に当てる。
いずれも、疲れている部分にちょうど当たると、「ほー」っと身体が緩んで、深い呼吸ができるようになります。

また、蒸しタオルを作るのが面倒な時は、手を当てることでも同じような効果が期待できます。
両手の平をこすり合わせ、暖かくなってきたら目に手を当てます。
そして、目を温めるような気持ちで手をしばらく目に当てています。
この方法は愉気と言って、慣れれば慣れるほど熟練してきて効果が高くなっていきます。

目をよく使う仕事をしている人は、仕事の合間にやるとリフレッシュします。
片方の目だけ疲れている時はそちらだけに手を当てる方が効果が高いです。
いろいろ試してみて下さい。

どこに当てれば良いか分かりにくい方は、「身体が緩む」、「気持ち良い」、「呼吸が深くなる」、をキーワードにして場所を探してみて下さい。

慣れてくるといつも疲れる場所がわかってきたり、疲れに敏感になってきて身体の休め方が上手になります。
上手に休めることができると、長く使う事ができます。

是非試してみて下さい!
心と身体は密接な関係があります。

たとえば、仕事でいつも同じ側に嫌な人の席があってその人の話を聞くのが嫌だと思うと、無意識にそちら側の耳を閉じてしまいます。
そしてそちら側を閉じていることを本人が意識できなかったり、ずっと同じ状態が続くと閉じたまま固定化することもあります。

耳を閉じてしまうと言っても目に見えて閉じるわけではありません。
その人の心や意識がそちら側へ向かっていかない、そちら側を拒否しているような気持ちになっているのです。
整体ではそちら側の気が欠けているという言い方をします。
そちら側の耳が疲れているとも言います。

この片方の耳の気が欠けている人は以外に多くいます。
また、これは自覚しにくいものです。
音は全方位的なものなので片側だけで聞いていてもあまり支障がないからです。
でも、人には心とか気持ちと言うものがあるので、いつも同じ側から嫌な音が聞こえていたら、やはりそちら側から意識を背けたくなるようです。

片方の耳が疲れていると姿勢に影響を与えます。
耳の中には身体のバランスを取っている器官があります。
また、耳は股関節などとも関係の深いところです。
こういうところに不調が出る場合には片方の耳が聞くことを拒否していることが原因の一つになっていることもよくあります。

施術はそちら側の耳に愉気をします。
また耳の穴の中の固くなっている場所に愉気をすると閉じていた耳が開いてきます。
そうすると、そちら側を今まであまり意識できでなかったことがわかります。

身体の片方を意識できていないということは身体の半分の部分で生きているということです。
それはしんどいことだとおもいます。

また、テレフォンオペレーターの仕事をしていて、片方にマイクが付いているヘッドフォンを常にしている人も、耳が疲れています。
片方にマイクが付いていて頭を傾けるからでしょうか。
いずれにしても人は他人の声に耳を傾ける場合は文字通り頭を傾けます。
それは例えヘッドフォンをしていてもそうです。
利き耳でよく声を聞こうとするのでしょう。
その結果やはり片方の耳が疲れるということになります。

そしてクレーム処理などで嫌な思いをすることが多いと、ヘッドフォンからマイクまでの形に沿ってその人の気が欠けているということもあります。

また、片側にマイクがついているヘッドフォンは頭にかかる力が偏るため、頭蓋骨の歪みを生じ、顎関節症の要因になる場合もあります。

顎は耳とも関係の深い場所でもあります。

現代はストレスが多く、気が欠けてしまうようなことが多いと思います。
気が欠けるとは簡単に言えばその場所を否定しているということです。

ストレスがあっても、一日の中で少しでも、自分の欠けている部分に手を当てて、愉気をして自分を慈しむ時間を持てるといいですね。

気の欠けている所に愉気をするとその場所がよみがえってきます。
本人の心がその場所に向かえば、そこに血が巡ってきます。

詳しいやり方が分からなくても手で温める気持ちで手を当てるだけでも随分と気持ち良いものです。
また、蒸しタオルを当てる方法もあります。
タオルを水で濡らし、搾ってから電子レンジで温めます。
40秒ぐらいがちょうど良いと思います。

是非お試しあれ!
プロフィール

tamon

Author:tamon
整体師首藤多聞の個人ブログ。
茨木市しゅとう整体非公式ブログ
一介の整体師として思っていることをつらつらと書いています
興味のあること、
野口整体、背骨、筋肉、心と身体の関係。
人間を理解するのに、身体というアプローチの方法がある事を教えてくれた整体の考え方に感謝、感激している毎日です。

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